ユースケ

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

正体を現したダース・シディアスによってダークサイドに堕ちるアナキン・スカイウォーカーとクローン・トルーパーごときに粛清されるジェダイたち。メイス・ウィンドゥもヨーダも敗れ去り、訪れた銀河最大の危機にひとりの男が立ち上がる。その男の名はオビ=ワン・ケノービ。プリクエル三部作の完結編にて遂に覚醒です。

序盤のドゥークー伯爵戦での失神を最後に役立たずを卒業。軽口を叩いてはきっちりキメまくるオビ=ワン。
ライトセーバー四刀流をキメるクリーヴァス将軍を究極奥義ブラ=サガリで撃破し、ヨーダを越えるミディ=クロリアンの数値に調子に乗るアナキンを上位究極奥義チノ=リでダルマに変え、プリクエル三部作とオリジナル三部作を繋いだ彼こそが、プリクエル三部作の真の主人公だったのです。

その他にも、ドゥークー伯爵VSアナキン・スカイウォーカー、メイス・ウィンドゥVSダース・シディアス、ヨーダVSダース・シディアスなど、熱いライトセーバー戦が目白押し。
オープニングのコルサント侵攻作戦でのドッグファイトやスーパー・バトル・ドロイドを焼き殺すR2-D2の勇姿も必見です。

才能に溺れ、ダークサイドに堕ちたアナキンの姿は、映画帝国ハリウッドに勝利し、自由を手に入れるも、次第に才能に溺れ、自ら帝国を築き、孤立していったジョージ・ルーカスそのもの。
パドメとオビ=ワンの関係を疑うアナキンのシーンでは、インテリア・デザイナーに嫁を寝取られたジョージ・ルーカスの孤独がヒシヒシと伝わってきて痛々しかったです。

腕を切られた人…ドゥークー伯爵、クリーヴァス将軍、アナキン・スカイウォーカー

フォースと共に在らんことを。