コング

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のコングのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アナキンがついに堕ちる。パドメとの仲を隠し、パルパティーンとジェダイの間の疑念にスパイという形で巻き込まれ、アナキンの猜疑心はどんどん強くなっていく。それは父親のように慕っていたオビワンにも向けられ、溶岩の上での決戦へとつながる。
どうしてもEP3はオビワン目線で作品を見てしまう。オビワンの言う「お前は自らつけ入る隙を暗黒卿に与え」ている姿を何度も見せられ、EP1の幼き優しい少年が失われていくのが悲しい。戒律に厳しい他のジェダイとは裏腹に、アナキンを弟のように思っていたオビワンの涙がこれ以上ないほど切ない。そしてパドメの死もアナキンが自ら引き寄せたのではないかと思われて、見てて苦しい場面が続く。
だけど最後のルークがタトゥイーンの叔父さんたちに抱かれるシーン。EP6のアナキンの善への帰還を考えれば、ルークはアナキンにとっての希望となる存在。その希望が生まれたという救いを得てEP3は幕を閉じる。このエンドロールへの流れは素晴らしい。エンドロールに入る時のあの明るい曲が、辛い展開が続いたけど希望があって良かったと思わせてくれる。
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