「だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した。」
1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリアは、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。
オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。
エンジェルウォーズを彷彿させるダークファンタジー。でも、この作品はさらに暗く、目をそらしたくなるようなシーンも多かった。辛い現実からの逃避、彼女が作り出した世界。でも、その世界の中に行くのも大変で、ラストはハッピーエンド？人それぞれだと思うけど、この時代を考えるとハッピーエンドだったんじゃないかな。
