ふふい

パンズ・ラビリンスのふふいのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.2
大人向けのファンタジー。シェイプオブウォーター鑑賞後に観ましたが、デルトロ監督ぶしを感じました。

しきりに大人になりなさい、おとぎ話ばかり読むのはやめなさいと言われ続けた主人公が、この環境の中で大人になるより不幸のないおとぎ話の世界に生きたいと願ったのも理解できるほど現実パートが辛かったです。戦争、母の死、義父との関係、とても暗いテーマとファンタジーの世界を見事に交錯させた大人向けの映画でした。

シェイプオブウォーターのときも思いましたが、人外のデザインがとっっても素晴らしかったです。パンの優しそうだけどいまいち信用しきれない威圧感だとか、子供を喰らう化け物のおぞましさだとか、製作陣が抱いてほしいであろう感情をそのまま抱けました。
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