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イヴサンローランのsuzuのレビュー・感想・評価

イヴサンローラン(2010年製作の映画)
4.2
イヴが亡くなってYSLのロゴからYvesが消えた時、“Ain’t Laurent Without Yves” てTシャツが流行りましたよね。ファッションに疎いのでイヴさんじゃなくなったのね、くらいにしか当時は思わなかったが、このドキュメンタリーを見てイヴのことを少し知れてとても興味深かった。
有色人モデルを初めて?起用したことでも有名な人らしいですね。W杯のショーのシーン、日本の川原亜矢子さんも写ってるそうで。
イヴは若干21歳でディオールのチーフデザイナーになりさらには自らメゾンを起ち上げて以来ずっと責任のある仕事に追われ、富と名誉は手に入れたけど若さを謳歌できなかった人生。
自分には若い時が無かった、と語った姿が印象的だった。
香水Opiumの騒ぎとか全然知らなかったし勉強になった。
ファッションは商売人の手に落ちた、か。
ほんとその通りよね…現代人はプチプラの大量生産低品質の服を身に纏い、ワンシーズンで使い捨て、そこには何のこだわりも自己表現も無く、ただ利便性だけが残って”美”が失われてしまった気がする。うんざりするほどの大量生産大量消費。美を愛する人からすればそりゃ心が疲れますわ。
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