このレビューはネタバレを含みます
ドラえもん一行が、魔界の軍団と戦うというシンプルなストーリー
子どもも見入るクオリティのテンポよき展開、クライマックスのボルテージの高さは、いまのピクサー他のアニメ映画の源流。
そして、1作の映画内で扱いが厄介であろうタイムマシン効果によって、見ている方が不思議な感覚になれる大胆な急展開を味わうことになる。魔族がタイムトンネルをたどって現世に現れたり、ドラミが現れて時系列がこんがらがったりと、うぶな子供がとっても混沌。
このあたりはマンガ原作で見てほしいが、雨ざらしにあう石化のび太ドラえもんのエモいカット。
魔界軍から逃れるため石ころぼうしをみんなでかぶるが、チリヂリになったのび太、ヒロインのシーン。
お気に入りはジャイアンが大魔王の弱点に銀の投げ矢を放つというシメ。
公開当時は毎年新作、藤子Fのほうがマンガ原作で映画用オリジナルストーリーという最高のマンガ祭り映画。あーなつかしい、子供のための劇場映画ラインナップがピークだったと思う。
ただ唯一、ドラえもん映画よよしてくれと思ったのはギガゾンビの出てくるやつで、タイムパトロールなんかがラストで全部かっさらったこと。
ドラえもんたちが映画版な意味ないやないの