ユート

ターミネーターのユートのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
4.0
誰もが知ってるアーノルド・シュワルツェネッガーの出世シリーズ第一弾!



◼︎ 完全無欠の殺人マシーン!

やはり1と2は最高のSFですわ〜
そもそも、タイムトラベルものの映画って"過去へ行く”や”未来へ行く”って作品は多くても、”未来から来る”って他にはなかなかない気がする。
あくまでも現代(公開時)がベースってところが最大のポイントだよね。
その未来から来る奴を脅威として扱うから完全無欠の殺人マシーンとして出来上がるんだよなー!
機械のように正確な戦い方で、高いK.O.率を誇る格闘家にしばしば”ターミネーター”ってあだ名がつくことが、このイメージの高さを証明しているよね。
まだCGという技術がほぼ世に出てないから骨がむき出しになったターミネーターはストップモーションによる撮影だけど、これがなかなか味があっていい!
無機質な動きが余計恐怖を煽るわ〜

2029年では人間vs機械の戦争が繰り広げられていて、機械軍にとって脅威になる人間軍のリーダーを生まれる前に殺してしまおう!ということで未来から送られてくる殺人マシン。
狙われる側にとってはこんなにも理不尽なことってないでしょ。
またこの理不尽な行為は"情の通じない機械によるもの"ってところがよりターミネーターを脅威に見せる!
よって完全無欠な殺人マシーンなわけですよー!


◼︎ 最高のタイムパラドックス

人間軍のリーダー、ジョン・コナーを存在しないことにするために、まだ身ごもる前の母親サラ・コナーを殺害するために現れるターミネーター。
それを食い止めるべく送られてくるジョン・コナーの部下、カイル・リース。
結局機械軍が過去にターミネーターを送ったことでジョン・コナーが生まれるきっかけを与えてしまうんだよね。
さらにジョン・コナーはカイル・リースを過去に送ることで自分が生まれることを知っている。だからカイル・リースを選考する。
ただ機械と激闘するだけではなくて、こういうパラドックス要素を上手に絡めてくるのがさすがSFの巨匠だなぁと思う。
これのお陰で本作のストーリーに”運命”とか”使命”っていう感覚が生まれるんだなぁって思う。




◼︎ 女子なリンダ・ハミルトンにサブイボ

個人的な感想ですが、多分このシリーズで最初にみたのも一番印象に残ってるのも2なんですよね。何回もテレビでやっていたし、やっぱシリーズ中ぶっ飛んで面白いし。
ただ2のサラ・コナーの逞しいイメージが強すぎて1でかなり女子なサラ・コナーに毎回サブイボがたってしまいます。笑



◼︎ シンギュラリティ

この言葉知っていますか?技術的特異点といって一部の学者さんたちの間では結構真面目に考えられている問題だそうです。
どういう問題かというと2045年を境に人工知能が人間の頭脳を完全に超えてしまい、そこから先は人工知能の考えが人間の頭では理解できなくなってしまうという問題。
実際コンピュータの進化速度は凄まじくて、今や一人一台はほぼ必ずもっているスマホのCPUは、アポロ11号のCPUを完全に上回っているそう。
この問題がまさにスカイネットそのもの!
このシリーズは意外とありえない話ではないのかもしれないですね…
ユート

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