rage30

素晴らしい一日のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしい一日(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

元カレから借金を返してもらいにいく、女性の話。

女性にモテモテで調子の良い男と、何か訳アリで険悪な雰囲気の女。
この対照的な2人のやり取りが面白い作品でした。
音楽もオシャレな感じで、ウディ・アレンっぽい作品だな~と思ったり。

お金を貸してる側の女が何故か批判されたり、肩身の狭い思いをしたりと、あべこべな状況に戸惑うわけですけど、この関係性の逆転も本作の面白い部分。
結局のところ、お金以外の部分での余裕が彼女にはなくて、彼にはあったという事なのでしょう。
最終的には、失いかけてた優しさや慈しみを思い出せた様で良かったです。

ただ、ちょっと腑に落ちないのは、男の愛されっぷり。
いくら面倒見が良いからと言って、そんなに簡単にお金を貸しますかね?
というか、シングルマザーにお金を借りる人間が良い人間とは思えないんですけど…。
男の設定が非現実的なのは、ちょっと飲み込み辛いものがありました。
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