素晴らしい一日の作品情報・感想・評価

「素晴らしい一日」に投稿された感想・評価

IPPO

IPPOの感想・評価

3.5
心地良し。
「男と女」の監督さんなんだ。

韓国映画と言えば血みどろ暴力満載っすけど…これがおんなじ韓国映画?笑
韓国映画でもこんなフレンチテイストな作品あるんだ。

ちょっと苦手だったチョン・ドヨンはこの作品だと深津絵里や常盤貴子よろしく一昔前の日本の連ドラでよく見た気の強いちょっとセンチメンタルな都会の女風情。どこか懐かしい佇まいで好感度上昇。彼女の幸薄顔なのに、妙に化粧映えする顔立ちにはなんか色気がありますよね。

一方、ハ・ジョンウの野暮ったさ、少年ぽさ、強引さ。彼の持つ人間力がかなり引き出された作品でした。

ソウルの街並みをこんなにも、丁寧に綺麗に魅せてくれる映画は、この作品しか知りません。屋上の豚トロパーティ、楽しそう過ぎ。
いい映画だった。

30代後半から40代前半にぐさりとくる。
たぶん若い人が見てもダラダラしてる映画としか思わないんだろうな。

というか主人公と俺の顔が似すぎてて……(笑)
そしてダメ男っぷりも似てる。

なんかね、若者を終えた世代の悲哀というか、そんなのを感じてぐわーんとなる(語彙力)

ツンデレのこの女優のおばさんメイクとか演技とか、なかなかにハイレベル。
お見事!
sさん

sさんの感想・評価

4.5
" 最低な今日が、最高の笑顔で終わる。
大人のためのリアル・ファンタジー "

おたがいの眼差しに胸がくすぐられる。
この '一日' をまた見たくなるだろうな。
国領町

国領町の感想・評価

5.0
★★★★★it was amazing
『素晴らしい一日』 イ・ユンギ監督
멋진 하루 / My Dear Enemy
             タイラ アスコ
原作はオール讀物新人賞受賞の平 安寿子の同名短編

ヒスは1年前に別れた男ビョンウンを訪ねる
貸した350万ウォンを返してもらうため。

他に話すこと、あるだろ?
「元気だった?」とか「変わったわね」とか。・・ウンウン確かに(笑)

ヒスとビョンウンの新たな金策の1日が始まった
それはヒスが知らないビョンウンの女達に出会う旅でもあった

能天気な甲斐性なしのビョンウンを演じたハ・ジョンウ
しかめっ面で、クールなヒスを演じたチョン・ドヨン
主役2人の微妙な演技が素晴らしい
だんだんと透けて見えてくるビョンウンの人となり
ビョンウンを見つめるヒスに感情を重ねてしまう

韓国映画だけどフレンチテイスト、ジャジーな音楽、
ラストカットのヒスの笑み・・・・心地いい余韻
ビターチョコが口の中で溶けていくような味わい

『素晴らしい一日』・・・素晴らしい映画でした
なすび

なすびの感想・評価

5.0
(2回目)深夜にどうしてもこのハジョンウに会いたくなってまたすぐ見てしまった…!少しだけ見ようと思ってたのにはまってしまって結局最後まで…!2回目見ると2人の過去に何があったのかまでヒントを集めて想像しちゃう、たのしいな〜。この世にこんなハジョンウがいると想像しただけでハッピーになれるわ、顔を覗き込んだり名前をたくさん呼んだり疑問形で話したり、母性本能のくすぐり方が分かってますな〜そしてそれにまんまとハマる私。こういうダメ男がタイプだからなぁ…。また夜とかにふと見たくなると思う、DVD買わなきゃ〜

(1回目)ハジョンウが出ている(しかもラブストーリー)からという軽い気持ちで見たのに、なんと…オールタイムベスト入り決定…!完全にやられた、無防備なみぞおちに一発入れられKO…これはあかん、こーれはアカンぞ(※私情挟みまくりの鬼長レビュー始まります…)

ズバリ!共感度150億%ォォォ!完っ全に自分の昔の恋とあの彼と重なりましたァァ!ハイおめでとう!笑
主人公「地味だけど知的そう」で真面目なヒス(チョンドヨン)がかつて付き合っていたビョンウン(ハジョンウ)から借金を返してもらうため、一緒にそのお金集めに付き合う1日のお話。
このビョンウンがまぁ絵に描いたようなダメ男。お金も職も無いのに競馬通い、夢だけはでかくて冗談ばかり言っていて口達者。でも世渡り上手、友達が多くて慕われている、愛嬌があって義理堅い、バカそうで何も考えてなさそうなのに時々真面目なことを言って、本当は色々悩みや辛いこともあるけどわざと明るく振舞ってるだけなのかな…?と思わせるような、もうとにかく甘えん坊で憎めない!…なんかかわいい!あんたには負けるわ!と悔しいけど言いたくなるそんな男。
コイツがまじで、自分の好きだった人と重なり「ウワ〜〜!!!やめてくれ〜〜!なんで自分のことを見ているかのようなんだ〜!」状態。もう途中から主人公が他人と思えない、むしろもう昔の自分でしか無い、てか自分だ、これ私の話だ、私のための映画だ、と…感情移入どころじゃないもう没入してましたよね、、、
主人公はもうコイツと別れてるわけなので、冷めた目でビョンウンを見てる、「いいから早よ金返せ」と。でもビョンウンはなんとか楽しませようとしたり、金を貸してくれる女の人達に会わせて「まあみんな仲良くしましょー!」と寄り道したり、とにかく今日の1日も楽しく過ごそうとしてる。そんなビョンウンに主人公はイライラ、お金貸してくれるのは全員女だしなんかやけに親密な人ばかり、「元カノ巡りなんか?私を巻き込むなよ」と不機嫌になりつつもそれを言うと相手にまた茶化されるのでむすっとしてる。でもビョンウンの気さくな所や人に慕われている所、なんだか憎めないような所をまた見て実は昔は彼のそういうところに惹かれていたわけだし、自分と正反対のビョンウンにこうやってリズムを崩されて振り回されるのがなんだか昔を思い出して懐かしくもあり、時は流れたけど変わっていないビョンウンが、昔の付き合っていた頃の楽しい時を思い出させてくれるような、少しずつ少しずつ主人公も肩の力が抜けていく、基本ツンデレなんで主人公全然楽しそうな表情しませんけど、心の中は少しずつ変わってるんです、アー!共感!!!

そしてこの役者2人の演技がね、お互い演技派と称されるだけあってもう最高!
チョンドヨンは表情の崩れない(と自分では思っているが実は顔に出まくり)を上手ーく演じてるな〜!囲み目アイラインからは意志の強さ、自分の殻に閉じこもり人を寄せ付けないことがわかる。感情表現が不器用で世渡りが下手、頑固、人を見下していて高圧的。そんな彼女が頼れるのは何気にビョンウンしかいなかったんだろうな。不機嫌な演技「뭐?(何よ?)」ばっか言ってるのにそのバリエーションもすごい。てか顔ちっさ!
ハジョンウ…どれだけハジョンウが魅力的なダメ男を演じれるかで映画の良さが決まるやん、サイコーでした。マジでもう大好き…最近の渋カッコいいダンディなおじさんぷりから想像つかないくらいの可愛らしいダメ男で、あなたこの後いつの間にその渋さを身に付けたんですか?とびっくりする。細かい仕草とかまで私の好きだったダメ男に似てて悶絶しまくったわ〜罪深い。ハジョンウ罪深い。

監督もすごい!最高のシーンがいくつも!
例えば主人公が若い男女が話しているところを子を見守る親のような少し悪戯っぽい笑みを浮かべているところ。このシーンで「あっ、2人は以前こういう出会い方をしたんだろうな」と分かる、そして案の定最後!あれ胸キュンだよね〜!!
バスのシーン、やばかた!バスに乗ってて主人公が怒ってる、ビョンウンは主人公の前の席に乗ってて「ねえ、怒ってる?」「あ、ヒスそこ優先席だよ〜笑」と機嫌を直そうとする。それでも無視されてるから「俺が見える位置にいたら邪魔だよね、移動するね」とバスの前の方の席に移動してそこから笑顔でこっち見て「ヤッホー」みたいな顔してる、まじで子どもか、無邪気か!ともう思わず笑みが溢れてしまう。ね、もうこういう細かい所までビョンウンの憎めなさが描かれていてイイ!

フゥ…かなり語ったけどもうとにかく…ダメ男に一度は恋したことある人なら少なからず共感できるはず!
ラストまでしっかり考えられていてもう最後まで楽しませてくれます!なかなかにオトナ味な映画、こんな映画がすきだ〜〜ウディアレンぽい音楽もまたオトナな恋愛度を高めてくれる、アガる〜

途中からこんな夢のような旅が永遠に続けばいいのに、ずっとお金が集まらなくてずっと一緒に集めて回れればいいのに、と思うんだけど、永遠なんてないからいつかは終わりが来る、いつかは別れなければならない。それは寂しいことではあるけれど、別れた後に、終わった後に1人で楽しかったことを思い出して、そのことに浸って思い出として記憶することで永遠に心の中に美しいものとして保存されてそれはそれで良いよな〜〜としみじみ思いました。

あァ人生…!この映画に出会えて良かった、美しい思い出と共にまたこの映画を見よう、ありがとう!泣

(追記)ハンヒョジュが一瞬出ている!笑 雨が降るバス停シーン。
元カレに借金を取り立てる女。何としてでも今日中に返せ!
これは、男の女性遍歴を辿る小規模なロードムービーであり、「何でこんな男好きになったんだろう?」と思いを巡らす女の心の旅である。
“アイツを好きになったのは、私の人生にとって間違いでは無かった”
一日の終わりに心からそう思えたら、これが素晴らしい一日でなくて何であろうか。時間は戻せなくても彼女はやっと前を向けるのだから。
どっかの占い師の「結局、あなたとその人は縁が無かったんですよ」なんて言葉にゃ納得出来ぬ全ての恋する大人に捧ぐ。
あぁ人生はジャスなんだなー。音と音が共鳴していないようでしている。人間も同じ。
santasan

santasanの感想・評価

3.3
元彼の憎めない一面を見るってことなんだろう。確かに他の女性たちに少しずつお金を借りることで借金を返してもらうと「なんでこんなことやってんだろう…」って気になるだろうな。でもなぜこの男がそんなに信頼され好かれているのかが今ひとつ伝わらなかったなぁ。なんだかんだいって処世術に長けたヤツなんじゃねーの。
別れた男に貸した350万ウォンを取り立てに行き、20万足りないが返してもらい、日が落ちてまた別れる。ただそれだけのストーリーなのに楽しめた。
チェイサーで鬼畜役のハ・ジョンウがここでは口達者だがどこか憎めない男を演じている。チョン・ドヨンと並ぶと背が高くて見栄えがする。
韓国映画でも洋画風味のイ・ユンギ監督作品が大好き。
あやき

あやきの感想・評価

3.7
2017/9/23鑑賞
ビョンウンはダメ男なのにのんびりした優しい性格とあの笑顔にやられてお金を貸してしまうヒスの気持ちに少なからず共感してしまうので、どう考えても貸す以外に選択肢がない…楽天家で呑気だけどそんなハ・ジョンウが愛おしい…
早朝の競馬場から始まり、その日の夜までを描いた緩く穏やかな作品。たまにはこういう作品に癒されるのも良いかも。
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