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僕はラジオのtotoruruのレビュー・感想・評価

僕はラジオ(2003年製作の映画)
4.8
優しさと温かさを感じる真っ直ぐな映画。


1976年のサウスカロライナ州アンダーソンのハナ高校でアメフトのコーチを務めるハロルド・ジョーンズ(エド・ハリス)は、いつも練習場をうろつく知的障害者の黒人青年(キューバ・グッティング・Jr)に“ラジオ”というニックネームをつけ、チームの応援や世話をさせる。
やがてラジオは授業に参加するようにもなるが、彼に偏見を抱く者も多く…。

実話をもとに、知的障害者と町の人々との交流を描いたヒューマンドラマ。


あー、この映画好きだわー😄
めちゃくちやツボりました。



純粋で真っ直ぐな“ラジオ”

温かく“ラジオ”を支えるコーチ。

“ラジオ”の優しさが街の人を変え、みんなが“ラジオ”を変えていく。


“ラジオ”を演じたキューバ・グッディング・ジュニアが素晴らしい。

純粋で真っ直ぐな“ラジオ”を見事に演じている。

ネタバレになるので詳細は伏せておくが、ターニングポイントとなるお母さんのシーンでは、“ラジオ”の気持ちが痛いほど伝わり観ていて涙がとまらなかった。


コーチ役のエド・ハリスが、これまたイイんです。

正直言ってエド・ハリス目的で今作を観たのですが、大満足のエド・ハリスでした。

悪役が多いエド・ハリスですが、今作では凄く優しく温かい役を演じてます。

こんなに笑顔と温かさに溢れたエド・ハリスは初めて観たと思います。

ただ新入りの警官を睨むエド・ハリスの眼は、いつもの?迫力でガクブル😨でしたw



雨の中、チームを応援する“ラジオ”

警察署でハンバーガーを食べる“ラジオ”

チームメイトを庇う“ラジオ”。

“ラジオ”が初めて名前を書いた時の
コーチの表情。

コーチの決断を街の人へ伝えるシーン。

“ラジオ”へのジャケットのプレゼント。


などなど…
挙げたらきりがないほど、胸アツのシーンがたくさん有り過ぎてレビューに困る位です。
 

観ている人が少ないのが、本当に勿体ないと思う🙁

隠れた名作だと思うので、ぜひ多くの人に観ていただきたい。


ラストシーンからエンドロールまでの流れも素晴らしく、すごく温かく気持ちになれる素敵な作品ですよ。
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