abokado

月曜日のユカのabokadoのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
4.3
静止画、長回し、台詞の少なさ、モノクロでありながらどことなくお洒落さが漂う雰囲気。ユカの顔面クロスアップ。
舞台は横浜で『日本』なのに日本映画を感じさせないこれが日本のヌーヴェルヴァーグと言われてる事に合点がいく。
愛をはき違えている純粋無垢なユカ、純粋無垢といっても娼婦なので身体は無垢ではないが。彼女が容易く口にする愛の本質を理解したのはきっと無償で愛情を注ぐオサムの不在からだろう。
絶対的存在であるパパという存在の麻薬から目覚めたのもこの頃。
若かりし頃の加賀まりこは尋常じゃなく可愛く小悪魔です。
でも何故キスはダメでボディがオッケーなのかは幼少期のシーンで理由が明らかになっても心では納得いかない。
ラストは嫌いじゃない。
abokado

abokado