このレビューはネタバレを含みます
ずっと異様な空気と会話で、犬の訓練所で犬について語る調教師の台詞が初めて何らかの筋の通った言葉として入ってきて、訳が分からないまま安心させられてしまう。犬の個体ごとの性質のことは、そのままこの異様な家族の子どもたちの性格がばらばらであることと繋がる。息子のセックスの相手をわざわざ世話するのが満足感を与えて従順でいてもらうためだったのなら、成功しているしその事が気味の悪さに拍車をかける。
名前がないことが分かった時急にかわいそうに思えた
どう考えてもいつか破綻するのにザル設定でどうにかしている辺りに狂気を感じる。恐怖と暴力で城を築いて、長女があんな風に出て行かなかったとしていつか暴力で復讐される日が来るだろう
この箱庭は何かに似ている気がするがそれは何なんだ?
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