みほみほ

光の旅人 K-PAXのみほみほのレビュー・感想・評価

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)
4.2
🌍💫2023年203本目⭐👽(字幕)

なんとなく自分に刺さりそうな名作な予感がしたのだが、案の定 突き刺さった。ずっと頭の中の映画を受け止めるセンサーが全開放されているかのような心の動き。なんて事ないのに涙が出る不思議。

なんかもう始まってからずっと心地よいし、設定がぶっ飛んでいることを意識する間もなく、
この神秘を信じたい
この世界にずっと触れていたい
という感覚で観れたので、作品の持つ雰囲気といい、質感といい、好みの ど真ん中でした。

天文学者の博士が集結して、プラネタリウムみたいなところでプロートが魅せる奇跡を目の当たりにした瞬間に、涙が溢れ出てきた。何故かは自分でも分からないけど、心がどっぷり世界観にハマったんだろうな。

ケヴィン・スペイシーの巧みな演技を見れる幸せを噛み締めながら、ジェフ・ブリッジスの精神科医っぷりもなかなか良かった。一昔前はジェフ・ブリッジスが少し苦手だったけど、それはまだ多くの出演作を観ていない段階だったので、こんなに素敵な作品に出ていたことに今さらながら感激。

前半と後半で話が打って変わって少し混乱したけど、エンドロールの後の映像が答えを導いてくれるようで、信じたい気持ちを踏みにじることなく神秘に浸らせてくれて、最後まで心が清々しかった。

流石はケヴィン・スペイシーと改めて言いたくなるし、ジェフ・ブリッジスがこんなに柔らかな役柄を演じているイメージが自分の中で無さ過ぎたので新鮮で楽しかった。

こういう質感の作品ってロビン・ウィリアムズで味わうことが多かったから、ザラザラしたいやらしいキャラクターが多いケヴィン・スペイシーが演じていたこともまた新鮮味があり良かった。

ケヴィン・スペイシー、もっともっと観ていたいのに残念だ本当に。

西部の早撃ちも 真っ青🤗
この台詞が最高でした!
みほみほ

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