ENDO

バファロー大隊のENDOのレビュー・感想・評価

バファロー大隊(1960年製作の映画)
4.2
ウディ・ストロードの黒人としての圧倒的な存在感。駅舎の暗闇で吹き荒ぶ風の不気味さと逃げる際に床にぶちまけられる小さな果実の演出は白眉!異様な始まりと事件の顛末は決して映像として示されない。事件現場に横たわる少女の遺体の即物性。彼女が鮮やかな布に包まれるのとは対照的に荒野でコンドルが舞う焼死体の少年損壊した身体は映されずその凄惨さのみが心に残る。ご都合主義の尻すぼみは否めないけれど法廷劇としては手に汗握る。裁判長の存在自体が喜劇的で豊潤!
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