目には目を、攻撃には報復を。
治安の悪い地区は、どうしても争いに巻き込まれてしまう。
友達がやられたら、やり返す。ここには正義、仁義があり、誰もが逆らえない。
特に十代や若い頃の男性社会には、こういった同調圧力があり、それに乗らなければ、「ヘタレ」の称号を授かってしまう。
逆に報復による称号は「称賛、仲間想い」。
こういった距離の無い、近い人間関係の内輪で起こる部分を描いた映画。
ここまで銃社会のアメリカほどではないが、若い時は自分も何度となく巻き込まれた。
「いかなければ。しかし、いったらヤバい」の矛盾した行動の果て。
そんなヒリヒリする若い時代を思い出した映画でした。