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メン・イン・ブラック2のおーたむのレビュー・感想・評価

メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)
3.7
この前一作目を見たので、その流れで。
続編らしい続編で、MIBのノリは堪能できますが、第一作のインパクトを上回るほどではなかったかなと思います。
85分の娯楽なら十分な気もしますが。

一作目同様、ちょっと時代を感じさせるCGで描かれるちょいキモ宇宙人たちの造形と、JとKの掛け合いが生む化学変化が魅力、という作品です。
一作目では、「さも常識のように異星人文化に沿った行動をとるKと、それに戸惑うJ」の取り合わせが、TLジョーンズとウィル・スミスのキャラクターに合ってて面白かったんですが、本作の序盤では、二人がその役割を入れ換えてやり取りしてて、それも面白かったです。
前作のJのように、異星人の存在を初めて知る立場であるにもかかわらず、戸惑いを隠し、動じてないふうを装おうとするKの姿は、さながらノリボケのような雰囲気で、笑えました。
結局ボケ役はKになるんだなー(笑)
その後は、前作の立ち位置に戻り、あの懐かしい二人が帰ってくるんですが、良くも悪くも安定していて、そこは良し悪しだったかなと思います。
Jの相手役となるヒロインが、意外な重要人物になってくるというくだりには、まずまず引きがあったとも思いますが、基本的には、上映時間なりのスケールの作品って感じですね。
でもまあ、ゆったり眺めるには、適当な作品だったと思います。

さて、せっかく2作目を見たので、一応3作目も見てみて、スピンオフ鑑賞の準備をしようという気になってきました。
本作の二人から、クリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンに変わったコンビがどうなるのか、興味はありますから。
本家の二人はなかなか至高ですし、超えていくのは大変かもしれませんが。
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