公開されたときは中学生、バカにならない3D料金を払って3回劇場に足を運んだ。私の父は中学の頃『スター・ウォーズ』に衝撃を受け15回映画館で観たと言うが、今は完全入換制だし...って競ってどうする、って話だけど、つまりそのくらい衝撃的で革命的な体験だったのだ。
その後レンタルで一度観て、今回Disney+で再鑑賞。映像はやはり圧倒的な美しさと徹底したリアリティがある。細部までこだわるキャメロンにしか描けない世界。一方ストーリーは記憶していた以上にオーソドックスで、ハリウッド・クラシックにも通ずる王道の展開。ただ映像の綺麗さだけでは162分観客を惹き付けられないのは明白で、ある意味キャメロンはイーストウッドとは別の角度で、黄金期ハリウッドと現代を繋ぐ作家なのかもしれない。
