ずが

カンバセーション…盗聴…のずがのネタバレレビュー・内容・結末

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

盗聴業者の主人公。彼の仕事はあくまで盗聴と録音であり会話の内容に興味を持つことは禁物。ただ今回ばかりは好奇心で内容を探ってしまいカップルが命を狙われていると知る。盗聴業者の主人公が街中の音の中から紛れる二人の会話の音を探すシーンは見入ってしまった。

今作は盗聴を生業とする同僚や同業者も登場した。ジョン・カザール演じる同僚がやっぱり魅力的で『ゴッドファーザー』のフレド役もお気に入りキャラだが今作でもサブキャラクターとしていい味を出していた。仕事敵のモランもいいキャラクターだった。盗聴の専門家としてのプライドが強くコールに負けたくない感じなのにコールの技術が凄いと思って金の匂いがしたらすぐに組もうと言ってくる嫌な奴。極めつけは組むのを断られた瞬間に実は盗聴していたコールの恥ずかし音声を皆の前で流す笑。最低なキャラクターだったが良かった。

ホテルでのシーンは『サイコ』を思わせる雰囲気でトイレの逆流シーンは急にホラー過ぎて驚いた。ラスト自分か盗聴されていることを知り破壊屋になってしまった主人公。ラストに神をも信じれないという感じでマリア像までも破壊してしまう。もう神を信じれないという意味合いもある思っていたがよくよく考えたら懺悔室で話を聞いていた神父はすごく怪しいとも感じた。
ずが

ずが