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トータル・リコールのtamagoのレビュー・感想・評価

トータル・リコール(1990年製作の映画)
3.5
さすがに特殊効果が古臭い感じは否めませんが、手作り感が逆にいい感じでした。
ポール・バーホーベン監督ならではのグロい描写もあり、ストーリーも先が読めなくて楽しめました。
原作は未読ですが、フィリップ・K・ディックらしい自我の喪失と自分探しの物語は、たぶん原作のテーマをうまく表現できているのだと思いますし、結末も納得の展開でした。

火星のミュータントと政府の関係は、当時まだまだ色んな差別が根強かったことを感じさせてくれ、SFは現実を映す鏡でもあると思いますので、意外と正統派のところも良かったと思います。
ブレイク前のシャロン・ストーンが美しくて、そりゃこの後売れるわなぁと納得。
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