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お茶漬の味のcrnのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
3.5
一つ屋根の下とは思えない派手な洋間と質素な和室。「自分たちのような夫婦」と言われた妻の哀しさ。「まぁいいんだよ」という夫の懐の広さ。

転から結へ急展開。対照的な夫婦が再結合する中で、二人で台所に立ってあれこれと助け合うシーンが良い。お茶漬けを食べるシーンは直接的すぎ、できすぎている印象。

キャラクターの心理にある普遍性のおもしろさと、道徳教育的な(ある種の)おもしろくなさが同居してよくまとまっていた。
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