ガブXスカイウォーカー

ボクの女に手を出すなのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ボクの女に手を出すな(1986年製作の映画)
3.0
元不良少女、黒田ひとみ(小泉今日子)と大富豪の当主、進少年(山田哲平)が誘拐犯、白木功(河原崎次郎)から逃げ回るアイドルサスペンス映画。
ひろみが進と出会うのは30分以上たってからで、二人の逃避行が始まるのは41分くらいとテンポが悪い。また演出のテンションが低いため、盛り上がりに欠けて退屈なことこの上ない。監督:中原俊『櫻の園(1990年)』、『12人の優しい日本人(1991年)』)、脚本:斎藤博(『桃尻娘(1986年10月)』)のゴールデンコンビなので期待して本作を鑑賞したのだが、ガッカリだ。
良かったのは、川村栄二(『仮面ライダーBLACK(1987年)』、『五星戦隊ダイレンジャー(1993年)』など)によるサスペンス調BGMだ。特にひとみがスーパーカブを駆って誘拐犯と対決するシーンはBGMのおかげで仮面ライダーっぽくてちょっとだけテンションが上がる(本当にちょっとだけ)。
面白みに欠ける今作だが、小泉今日子はかなり魅力的に映っているので、アイドル映画としては及第点ではないだろうか。