CHEBUNBUN

ダンサー・イン・ザ・ダークのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

4.0
【アンチハリウッドミュージカル】
鬱映画、胸クソ映画の代名詞となった本作であるが、セルマが映画館で『四十二番街』を観ている場面があることから、1930年代ミュージカルの批判になっていて興味深い。現実逃避として豪華絢爛で人をスペクタクルの駒として消費してしまう1930年代ミュージカルに対して現実的なミュージカルを考察し生まれた作品なので、鬱映画、胸クソ映画の代名詞になったのは必然といえよう。

それにしても2000年のカンヌ国際映画祭、通常であれば『EUREKA』や『エスター・カーン めざめの時』、『花様年華』が選ばれてもおかしくないのだが、パルム・ドールに『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、グランプリに『鬼が来た!』、審査員賞に『散歩する惑星』を選ぶ審査員の切れ味に驚かされる。

審査員長はリュック・ベッソンだった。

詳しくは、cinemas PLUSさんに紹介記事を書きました。

<カンヌ国際映画祭>今こそ観たい映画「5選」↓
https://cinema.ne.jp/article/detail/49657
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