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しとやかな獣のimaponのレビュー・感想・評価

しとやかな獣(1962年製作の映画)
4.8
12年ぶり鑑賞。やっぱり面白い。
アカデミー賞取った韓国映画に負けない旧作邦画は、若尾文子と山岡久乃の存在に尽きると思う。
主役は一応、若尾文子なんですね。
若尾文子の会計係りは生きるため自らの弱さを武器に、しなやかというか強か。
言葉使いからも一番しなやかな獣は山岡久乃。ラストの表情が絶品もの。

白壁階段でのモノローグ
鉄製手すりの古き団地の階段との繋り。

陰気な船越英二登場から煽り、俯瞰とカメラが冴える。

小沢昭一の馬鹿馬鹿しい芸。

いつかまた劇場鑑賞したい。
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