ことのは

赤ちゃん泥棒のことのはのレビュー・感想・評価

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)
3.5
【「赤ちゃんが欲しい!」5人もいるなら、ひとりくらい…。】

元コソ泥と婦警の夫婦が、子どもが出来ず5つ子から1人誘拐するお話。

冒頭10分くらいの映画導入のアバンタイトルが素晴らしい。
コソ泥の若かりしニコラス・ケイジが、こちらも若々しい婦警ホリー・ハンターにプロポーズして一緒に暮らすまでをテンポよく描いて、赤ちゃんが出来ないから5つ子から誘拐しようという、奇妙な設定を違和感なく観せてくれる。

中盤の警察からの逃走劇も、時代は感じさせるもののスリリングだし、ニコラス・ケイジが幸せな未来の夢を見た話をするエンディングも素晴らしい。

コーエン兄弟らしい物語と楽しい映像で、あっという間の90分だった。
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