nowstick

間諜最後の日のnowstickのレビュー・感想・評価

間諜最後の日(1936年製作の映画)
3.0
ヒッチコックは前作、三十九夜の成功を受けて、同じようなスパイ物の路線でもう一本撮ったんだろうが、ヒッチコックの悪いところが全部出てる映画という印象を受けた。
ストーリーもマクガフィンだらけで何も無くなっているし、そもそも何が目的なのかもよく分からない映画だ。

ヒッチコックぐらい有名な他の名監督でも駄作はあったりするが、「おそらく、こういう事がしたかったんだろうけど、こういう理由で上手くいかなかったんだろうな〜」みたいなのが予測できたりする。しかし、ヒッチコック作品の駄作は信じられない凡ミスによって起きていることが多く、本作はそれに該当する。車の事故で言ったら、「死角に居た歩行者に気付けなかった」とかではなく、「そもそもハンドルが付いてなかった」といったレベルの話であり、「っていうか、そもそも、どうやって発車したんだ?」といった案件だ。
何でこんな事になるんだろうか?勘弁してもらいたい。
nowstick

nowstick