上海十月

台風騒動記の上海十月のレビュー・感想・評価

台風騒動記(1956年製作の映画)
3.3
山本薩夫46歳の作品だと。共産主義者であり反権力、反体制の映画が多いイメージだがコメディからアクションまで器用にこなす人である。この映画もそつなくこなしているが、主人公が佐田啓二なのか菅原謙二なのかがわからない。途中から議員の宴会芸がメインになったりして繋ぎがぞんざいな感じがする。しかし、今も昔も「天災のあとには人災がくる。」というのは、3・11を受けた我々から見ても教訓となりある種日本社会の予言でもあったと思うと空恐ろしい。
上海十月

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