台風騒動記の作品情報・感想・評価

台風騒動記1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:107分

3.6

「台風騒動記」に投稿された感想・評価

山本薩夫46歳の作品だと。共産主義者であり反権力、反体制の映画が多いイメージだがコメディからアクションまで器用にこなす人である。この映画もそつなくこなしているが、主人公が佐田啓二なのか菅原謙二なのかがわからない。途中から議員の宴会芸がメインになったりして繋ぎがぞんざいな感じがする。しかし、今も昔も「天災のあとには人災がくる。」というのは、3・11を受けた我々から見ても教訓となりある種日本社会の予言でもあったと思うと空恐ろしい。
2020 6.6 鑑賞
二度目
今の悪どい政治家に観てもらいたいよね!
でも観てもな~んも感じないだろうな。
mingo

mingoの感想・評価

3.9
海辺の町が巨大台風の直撃を受け町長や議長たちは無事だった小学校をわざと取り壊し、台風の被害だと国から一千万円の補助金を受け取ろうと画策する山本薩夫らしい風刺喜劇。原発事故を含め災害が多発している中危機管理能力に乏しく保身と利権まみれの日本の政治家にこそ観てほしい一本。国民を犠牲にする社会的構図はいつの時代も変わらない。「天災は恐ろしいがこの国では天災の後にもっと恐ろしいものがやってくる」がすべてを物語っている。佐田啓二の「でーんでんむーしむし、ツノ出せ、ヤリだせ」が悲哀と可笑しみに満ちすぎている
浮き草

浮き草の感想・評価

5.0
野添ひとみ、佐田啓二、佐野周二、桂木洋子、三島雅夫、三井弘次、左ト全、多々良純。

名優揃い踏み、傑作風刺喜劇。

街が描かれてるのもよかった。学校の先生と地域の大人たちの距離の近さなど。生活世界としての場。


野添さんがいとおしい。佐田啓二もいいキャラクター。

芥川の音楽も。
youkey

youkeyの感想・評価

4.2
記録。
昭和31年の話なのに令和の現代とやってることはなんら変わってない
とある田舎町、富久江の役場では会議が行われていた
そこで、この度の台風の被害を装い、国から補助金をせしめるため愛町精神を発揮することが決定された
その内容はたいして被害もない小学校校舎を全壊したことにするため、突貫工事で叩きこわす!
そうしてる間に早くも大蔵省からの調査官がやってくるらしい、慌てた町会幹部たちは人違いで偶然町にやって来た佐田啓二を接待し始める、、、

ブラックコメディ風なてんやわんやなお話
言っちゃえば詐欺で国から補助金をせしめようとする町の上層部たち、大人の汚い世界を皮肉ったみたいな感じ
昨日今日の決定で校舎を壊すことを決定、泣きじゃくる子供達にもおかまいなし
補助金を得るためには上の役人や調査官への接待と実弾射撃、凄まじい愛町精神を見せつける

様々な登場人物が出てくるんですがメインはこの汚い町会幹部達に当たると思う
町長の渡辺篤、その夫人藤間紫、町会幹部で影のボス三島雅夫、その他永井智雄、三井弘次、加藤嘉、多々良純など
それに対抗するのが菅原謙次や佐田啓二、野添ひとみら

感想としては、、、面白くなりそうなんだけどそうでもない、長く感じちゃう
テーマとしては面白い、いいとこついてると思うんだけど映画としてはあまり、、、って感じ

それにしても天災にかこつけて私腹を肥やそうとするなんてのは今も昔も一緒ですねー
今でも震災詐欺とか、募金詐欺みたいなあるし、無くなることはない人間の性みたいなもんでしょうか

もっと面白く痛快にしてくれれば印象にも残るんだろうけど、これだと物足りないかなーって思う
町会上層部の汚さはいい感じ、特に三島雅夫のエキセントリックさは素晴らしいんだけど、それを覆す勢力が弱い、痛快などんでん返しを期待してるのにそこが弱い

出演者の豪華さから期待は大きかったんですが、見てみると期待はずれ感が結構
菅原謙次がこんなオドオド小心な役は珍しいかも、川崎敬三あたりならハマり役かも
野添ひとみは松竹時代の最後のほうの作品みたい、かわいいけど、、、特に語ることもないか、登場シーンで牛を引いて現れたとこの小声でヨイショって掛け声はかわいかった!
佐田啓二&桂木洋子にしても魅力は出てはいるけど、印象度はそれほどでもなく、そんなに重要な役でもない
佐野周二なんかは出番ほんの少し、顔見せ程度の出演

無駄に豪華キャストって印象、それを見れるのは楽しみでもある反面もったいない感、もっと活かせたんじゃないかなーみたいな
そして逆に名前のある出演者が多いからとりあえず出さなきゃ的な制約?みたいなのでこんなんになっちゃったのかなーみたいな気も

うん、テーマはいいけど、演出、ストーリー、出演者が微妙だと思った
waltz

waltzの感想・評価

3.2
コメディに寄り過ぎなので、菅原謙次の最後の告白に緊張感が欠ける。にっぽん泥棒物語の三國連太郎だよなー
今でも じゅうぶん リメイク出来る作品❗❗
「天災の後に、人災がやって来る…終」が印象的。

国宝級超絶イケメンの推しメン様がピカ1💗💗
☆☆☆★★

2010年4月9日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール
中井貴一「((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル!お父さん! 災害の後で、人災が❗

佐田啓二「わかった❗
>|