死んだコメディアン

風が吹くときの死んだコメディアンのネタバレレビュー・内容・結末

風が吹くとき(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

えげつないトラウマを植え付けてくれた映画。
無知は恐ろしい、きちんと生き残る術を得ないといけないと思った。だいぶ前に見てうろ覚えだが二度と見るまい…。

あらすじは、原爆が投下された際に、国の対核兵器対策マニュアルを熟知していた老夫婦は自宅に作成していたシェルターのおかげで一命を取り留める。

マニュアルを盲信している男は、国がそのうち助けに来てくれると、いつまで立っても来ない救援を待ち続ける。マニュアルに書かれた期日を過ぎても救援は来ない。備蓄も底をつき、無知からか放射能汚染された雨水を飲んで生活する。

徐々に放射能が体を蝕んでいき、最後は夫婦揃ってシェルターで横になり来ることの無い救援を…。

可愛い絵柄の老夫婦が、最後はボロボロに…。
見ていてしんどかった。心の底から恐ろしいと思った作品。

最後の最後は国も他人も当て出来ないという教訓