takanoひねもすのたり

インサイド・マンのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

インサイド・マン(2006年製作の映画)
3.4
スパイク・リー監督の銀行強盗vsネゴシエーターなクライムサスペンス

マンハッタン信用銀行に4人組の銀行強盗が急襲、銀行員及び客を人質に立て籠もった
NY市警のキース(デンゼル・ワシントン)が配置につくが、犯人の意図が掴めず膠着状態が続く、一方で銀行のケイス会長は敏腕弁護士のホワイト(ジョディ・フォスター)を呼び寄せ密命を出した、他にウィレム・デフォーも出演しておりキャストが豪華

ややこしそうな話に思えたけど、実はかなり大雑把、所々に(んな訳あるかい!)と突っ込みが発生するw
各々思惑を持つキャラクターを対立させドラマを転がして上手くいってる
警察vs強盗犯というより、もうちょいミクロな人対人の腹のさぐりあいが主

クレバーな雰囲気のあるデンゼル・ワシントンと高慢さを纏うジョディ・フォスター、周囲にウィレム・デフォーとクリストファー・プラマーの配置で布陣が優秀

強盗犯ボス・ダルトン、表情がほぼ出なくても(劇中80%は顔が出ない、サングラス+マスク+フードなジャンプスーツ)彼の人間性が推し測れる演出が親切
キース刑事とホワイト弁護士の煮ても焼いても喰えないキャラクターは対立する相似形

ディテール大まかなシナリオと、それに都合の良い属性のキャラクターが揃うのは御愛敬、だけど充分おもしろかった