MM65

パルプ・フィクションのMM65のネタバレレビュー・内容・結末

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノを実は一作も見たことがなかった。配信もほとんど無いし見る機会がなかったのと、物凄い退屈なのではないか?みたいな一種の食わず嫌いみたいなところもあった。

なので見るなら映画館じゃないと集中できないと思って、この機にやっと見た。ら、思ってたより全然面白くて、2時間半あっという間だった。わけわからん展開だし特に得られる教訓とか無いんだけど、あ、映画っておもろいなみたいなピュアな感想を抱いてしまった。

とにかく会話が多い。意味のない会話なんだけど、その会話と人物の表情、場面のセットによって、関係性とか場面とかをすんなり理解できて、キャラもそれなりに多いし場面転換も多いのに混乱しない。
追いかけるべきストーリーも謎もないので、それが逆に「何が起きるんや!!」というワクワク感と予想できなさを味あわせてくれる。人生においてきっとこういう数奇な一日ってあるよねみたいな、謎の後味の良さ。あ、これだな、謎の映画だった。謎なのに面白い。これがタランティーノなの...??

あと、なんかあの俳優この俳優の若き日の姿が見られるだけでも、わっとなるものがあった。ジョントラボルタわっかーーーサミュエルLジャクソンもわっかーーーってなったり、ブルースウィルスが出てきてオッとなったり、タランティーノが出てきて皆クスクス笑ったりしてて、あーみんな映画好きなんやな〜という劇場の雰囲気も良かった。
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