このレビューはネタバレを含みます
【The only boy who could ever teach me
Was the son of a preacher man】
“繰り返し観たタラ作品” はデスプルーフがダントツで、パルプフィクションはたぶん3回で次点かと。
30年前に劇場で予告を観て、タラちゃんの名前も全く知らなかったけど予告の音楽(ディック・デールのデケデケ)がカッコ良すぎて映画観る前にサントラ買って、劇場鑑賞してその後DVDレンタルで一度見直したくらい。
久しぶりに観た!
話が時系列を崩して進んで、遡って「ここに繋がるのか!」てなアハ体験的面白さが脚本にあるってのもあるんだけど、繰り返し観れちゃうのはやっぱり最後まで流れがスムーズで気持ち悪さがないからではないだろうか。
タラちゃんと言えば「無駄な会話シーン」と言われるけど、あの長い会話シーンが全体の均衡と言うか緩急と言うかを保っているのではないかと。
“息もつかせぬドキドキもの” は一度で十分で、繰り返しは観れないからねぇ。
サントラ聴き過ぎたせいもあるけど(曲以外にセリフだけもかなり収録されている)、観ながら「次はこのセリフ」「次にこの動き」「ここであの曲」ってのを自然と覚えてしまう映画なんですよね。
見直すと、結構「運」を語ってる話だったんだなと気づく。(テーマとか大それたモノじゃないけど!笑)
ジュールスは“なんとなく冷酷で合ってるから” って理由だけで殺しの際にエゼキエル書とかいう聖書の一節を相手に説く。
弾が自分たちを避けたことをトラボルタは「偶然だ」と言うけどジュールスは「奇跡だ」と捉える。
生き延びた自分、片やトラボルタに意味もなく事故で撃たれてしまう青年、ジュールスの出来事のおかげで殺されずに済んだダイナー強盗のティム・ロス。
捕えられたブルースウィルスのブッチとボス、「どっちを先に掘るか」の選択も運任せで、ブッチが先に掘られてたらWINWINの結果にはなってなかっただろう。
あと改めて観て、ユマ・サーマンのファッション(おそらくこの映画から当時ナラカミーチェの白シャツやCHANELのヴァンプって色のネイルが流行ったり)、あとブッチの彼女の可愛いさを真似したいと思いましたね。(時計のくだりは同じことされたらブッチでなくてもキレそうだけど^^; 忘れないようクリストファーウォーケンにお前の尻の穴に入れといてもらおうか!?!とか言いたくなる笑)
あとヘタなのか上手いのかわかんないトラボルタのツイストも何回観ても笑えて楽しい。
掘られてたミアの旦那(ボス)、MIのルーサーだ!!
ティム・ロスも若いーー!
昔の作品は若い頃のキャストが見れてそれも醍醐味。