ぶみ

デイライトのぶみのレビュー・感想・評価

デイライト(1996年製作の映画)
3.0
ロブ・コーエン監督、シルヴェスター・スタローン主演によるパニック・アクション。
マンハッタンとジャージーシティを結ぶホランドトンネルで暴走車と産業廃棄物を積んだトラックが激突して爆発、トンネル内に残された人々と救助しようとする主人公の姿を描く。
久々の再鑑賞。
主人公となるたまたま現場に居合わせた元緊急医療班隊長のタクシー運転手をスタローンが演じているが、トンネル内に閉じ込められた会社社長が若き日のヴィゴ・モーテンセンだったのには驚き。
1996年公開であるため、年代的にはVFX黎明期となり、現代のレベルからするとどうしても見劣りはするものの、それでも序盤の暴走車のカーチェイスや大爆発を起こすシーンは迫力十分で、ここだけでも一見の価値あり。
以降、閉ざされた空間が舞台となるため、爆発までの動から一気に静へ移行することとなり、若干冗長なシーンが続くのが残念なところ。
とは言え、感電や崩落に大量の水と、次から次へと困難が降りかかる展開はパニック・アクションの王道を行くものであり、トンネル内の澱んだ空気が伝わってくる一作。

陽の光の下へ。
ぶみ

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