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女真珠王の復讐のtapes201のレビュー・感想・評価

女真珠王の復讐(1956年製作の映画)
3.8
数年ぶりに再見。個人的には数ある新東宝傑作の中でも五本の指に入る一作、といってもまあ、そこは新東宝。平たく言えば専務の陰謀でフィアンセを嵌められ自分も手篭めに合うというすんでのところで逃亡、流れ着いた島で真珠ガッツリ、数年後、真珠王として帰国、死刑囚となったフィアンセを救うため大復讐というお話。戦争の傷跡のまだ残る当時、すかさずアナタハン事件を取り込んだり、真珠採掘に海女的な感じを匂わすところは、新東宝/大蔵貢の真骨頂。丹波哲郎が殺し屋としていい味。また、確か、日本映画史において前田通子がこの映画で初の全裸/乳首露出だったかと。数年前、ここらへんにずっぱまりして、68年以降というか、白黒のプログラムピクチャーしか観れなくなったというのは、悪い遊びが過ぎたのかも。最近また、呑みだしてるからか?また、どうでもいいけど、最後の藤田進と、宇津井健の闘いで、藤田進が負けるのに唖然。姿三四郎なのに、笑。最高。
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