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モロッコのtapes201のレビュー・感想・評価

モロッコ(1930年製作の映画)
4.5
DVD。恥ずかしながら初見。これは断然スクリーンで観たい、観たすぎる。20年代ベルリンの退廃を正に体現し妖気すら感じるディートリヒを撮れるのはスタンバーグなんだな。ディートリヒ/スタンバーグのCriterion4K修復BlueRay Box欲しい…。

筋的にはまあありきたりでハリウッド的にはラストが衝撃的な感じはあったのかもしれないけど、セリフ言外の細かい芝居で補完する比重が異様にデカいし、サクッとすぐ展開しちゃう。主役二人のキザ、というか強がりばっかり言ってる、ってのあるけどトーキーの皮肉めいた逆利用的な意図も感じました。

しかし、二人の挨拶みたいな人差し指中指でシュッ、みたいなん、これが大元なんすね。60年代初頭の千葉ちゃんや、宍戸錠はじめ日活アクションでズタズタになるまで真似されてたやつの。なんかおおっ!って思いました。
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