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金色の眼の女のtapes201のレビュー・感想・評価

金色の眼の女(1961年製作の映画)
3.5
【2021/168】J.G.アルビコッコ『金色の眼の女』1961/DVD。バルザック原作。オートクチュールの虚飾に塗れた男と女。男が一人の名前のない少女に出会い…的な話、メンヘラ/狂騒的な遣り取りをぼんやり観ながら、アントニオーニの『夜』的な感じか、と思いきややはり、フランス、エゴ剥き出しのラスト。マリー・ラフォレ、ポール・ゲール、フランソワーズ・プレヴォーによる密室劇なんすが、フランソワーズ・プレヴォーが大変素晴らしい。また、予算の関係か、遠近はしょぼめな割に重厚なセットに少しやり過ぎじゃないか的なライティング、キント・アルビコッコのキャメラ。19歳のドルレアックもイイ!
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