ヒトラー 〜最期の12日間〜のへちまびとのネタバレレビュー・内容・結末

ネットミームでさんざん擦られている作品だが、視聴後はあまりのやりきれなさに「そりゃミームにして笑いたくもなるな…」と思った。
多くの場面が陰鬱な地下空間で描かれるため、見た後はどんなに天気が良くても底の底まで暗い気分になる。

国内外に逃げ場はなく、勝ち目もない。
軍は崩壊し、空軍に至ってはもはや「存在しない」。あとは地下で敗北を待つだけという絶望。
ナチス幹部の夫婦が自殺前に我が子四人全員を毒殺するシーンが見ていて辛すぎる。(しかも上の子がそれに気づいてしまう！)

一度は見ておくべき作品と思うが、かといって人に薦められるようなものでもない。