このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
字幕版です。
戦争の悲惨さを改めて感じました。
平和の有りがたさについて考えさせられました。
①特に印象的なところ
・ヒトラー中心の物語ではないのかなという印象
邦題からヒトラー中心の物語かと思っていました。
たしかにヒトラーが中心人物の1人ですが、他の人々も丁寧に描かれていました。
また、ヒトラーの死後も映画は続きます。
敗戦直前のドイツの状況と広く捉えた方が正確かもしれません。
・ラストの映像
各人物のその後について説明文が出ます。
そして、ユンゲさん本人の映像も流れます。
本作の重みが増していました。
印象的な映像でした。
・残酷な市街戦
亡くなった方や負傷した方の姿を観て、胸が苦しくなりました。
腕や足を切断する場面が特につらかったです(長くは映りませんが)。
また、砲撃や銃声がとても怖かったです。
気分が悪くなりました。
・少年ペーター
彼の描写が印象に残りました。
戦場で活躍していましたが、自宅に逃げ戻ります。何とか帰宅できた時、「良かったね。」と安心しました。
しかし、その後に両親が殺されてしまいます(赤狩りですかね)。
終盤でピーターがユンゲと手を繋いだ時、「ここで繋がるのか。」と驚きました。
最後の自転車に乗る2人に微かな希望を感じました。
・国民の死を顧みないヒトラーやゲッベルス
自業自得と評する姿勢が非常に不快でした。
・自殺や一家心中を選ぶ人々
観ていてつらかったです。
手榴弾で心中する場面が印象的でした。
また、子供たちを殺害するゲッベルス夫人には強い不快感を覚えました。
②その他印象的な点
・ヒトラーの左手の震え
・処刑される際、身なりを整えるへルマン
・軍医のシェンク
・ヴァイトリングによる戦闘の即時停止命令
・パーティーや飲酒のシーン
自棄になっているように感じました。
③まとめ
とても考えさせられました。
観て良かったです。