Tomo

柔らかい殻のTomoのレビュー・感想・評価

柔らかい殻(1990年製作の映画)
4.0
🇬🇧母が父の頭をビジッと叩く最強のツッコミ🇬🇧


お前は罪でいっぱいなのさ、
さあ、罪とお言い!
罪、罪、罪、罪、罪💢、、、
この子は怪物よ〜💦


知名度の低い人気カルト映画でずっと
見たかったやつ。
ついに高値中古💿買ってしまったが、
後悔することはないかな☺️


大地広がる麦畑の美しさ、シチュエー
ションに合っているとは到底思えない
壮大なサウンド、超個性的な人々、
それらがハーモニーを奏でもし、
ディスコードにもなる独創的な演出。
僕はすこく好きです😊


🐸の○門から空気を入れ、パンパンに
膨らませて、女性の前で爆破💥
血が飛び散り女性は発狂😱
何とも刺激的なオープニングじゃない
ですか🤭


その後の女性に呼び出された少年セスとの
会話もセンスに溢れてる。

というか、この作品自体はシリアスな展開
なんだけど、セリフやスタントはコント仕
立て。けど嫌味が全くない。

 
というのも、この作品は少年セスの視点で
描かれているものだから。


セスの友人が行方不明となるが、なぜか
セスの家の井戸で発見される。
犯人は誰か?
セスは謎の多い女ドルフィンが実は吸血鬼
で、友人を殺したのではないかと疑うのだ
が……


けれども犯人探しは全く関係ない。
この作品は、セスの人物像を明らかに
する為、彼がどう思い、どう行動するか
を露骨に表現する展開。

その過程でセス=無垢(とは言い切れず
むしろ物事を知らない)な子供は、罪で
しかない、というのが明らかになる。


そのプロットが見事!としか言いようが
ない🤔

ガソリン臭い父、精神イカれ気味の母、
謎の女ドルフィン、被爆しているであろ
う兄。

彼らの結末は、物知らずのセスのある意味
被害者であるようにも思える。
逆にそこまで物知らずに育ったセスも
被害者なんだろうけど。

そしてラストで自分のせいであることを
悟ったセス、が、すでに時遅しチーン


夕日に向かって叫ぶポーズがプラトーン
のデフォーのパロっぽいとこがまた胡散
くさくて良き🤣
Tomo

Tomo