Towa

チェイサーのTowaのレビュー・感想・評価

チェイサー(2008年製作の映画)
3.8
“容赦なし綺麗事無しのザ・韓国ノワール”


✒️男性に女性を派遣させる経営を生業とする元刑事ジュンホ。最近従業員の女性が次々と失踪していた。人手不足の為、体調が悪く一人娘もいるミジンを派遣させる。彼女たちから手付金を取り戻すため調査していたジュンホは、車内で失踪している女性の携帯をみつけ履歴をみると”4885”。前にもみた記憶があり店の従業員に伝えると、今日ミジンはその番号の男に行ってるよ…


【韓国を震撼させた凄惨な連続殺人事件を
 基にした実話作品である…】


緊迫感がありひとつひとつがとても重い暴力描写と追跡劇を活写した絶望的な衝撃作。

ストーリー構成とテンポがすっごい良くって
開始30分ぐらいで犯人が出頭して、
え!まだぜんぜん時間あるけど
大丈夫かな〜とその心配もなんのその!


中盤からどんどん畳みかけていく内容と
韓国映画ならではのずさんな警察なども
しっかり描かれて、一応犯人はサイコ
ながらにして動機はあったけど
理由は意外すぎて驚愕した!


「俺がこの子を守る!」がきこえてきそうな
あの保護者欄に躊躇いながらも
サインする決意と覚悟を感じた
シーンには目頭が熱くなる。


この映画、話が進んだだけどんどん
辛くきつくなっていくけど、、
最後まで見届けなきゃ!って思わせる
”凄み”があって映画としてめちゃ
面白かった!!


一口メモ:
あのシーン…いけ!ぶんなぐれ!
と思ってた私←
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