たぴ岡

チェイサーのたぴ岡のレビュー・感想・評価

チェイサー(2008年製作の映画)
3.5
元刑事ジュンホが経営するデリヘルの女の子たちが失踪。消えたデリヘル嬢の行方を追う。

韓国で起きた連続殺人事件をベースにした作品。タイトル通りジュンホがずっと追いかけていて、韓国の公権力や警察への問題提起とを描いた韓国ノワール。

貧富の差とか警察の無能さにイライラするし、誰も救われない陰湿さにずっしりと重たい、やり切れない気持ちになる。

犯人が自白して分かっているのに、事件が解決しないし、終盤は「あー終わったわ」と言いたくなるような展開で、絶望感がずっしりのしかかる。

韓国映画らしいダークな作品でした。
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