荒澤龍

ターミナルの荒澤龍のネタバレレビュー・内容・結末

ターミナル(2004年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

・自国がクーデターにより消滅したためパスポートが無効になる。トムハンクス演じるナボルスキーはイギリスからアメリカへ向かうところであったが、パスポートが使えなくなり、帰国も渡米もできず空港に閉じ込められた。入国もできないが、拘束もされない状況で彼はどう生きていくのか。

・空港を追い出そうとする保護官と英語を理解できないナボルスキーのせめぎ合い。
・シリアスで泣ける映画かと思って観たがコメディ要素が強い。ナボルスキーの動き、真摯さに笑える。
・彼の正直さと粘り強さ、人情で応援するものが増えていく。

・そんなことあるってところがコメディとして面白いし、人間的な魅力で人々が動かされる、よくみる設定ではあるが、トムハンクスがハマり役でその白々しさも感じずに見られる。
・これだけナボルスキーが人から愛されたのは誠実さと正直さ、自信と謙虚さだと思った。自分の信じた通り動くことは、時に敵を作ったり壁にぶつかったりするが、その不器用さに周りは心打たれる。自分のやることに自信を持って行動すると相手に伝わるものがあるし、横柄にならないことも大切だと学んだ。
荒澤龍

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