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きっと ここが帰る場所のchelseaのレビュー・感想・評価

きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)
5.0
一つ一つのシーンを切り離して断片化してもそれだけでストーリー性のある絵になりえてるのに、それをすべて繋げるとまた一枚の絵になるのがすごい。スケーターが勢いよく走って派手にこけたシーンや、電話中目線を落とした先にはただベッドシーツと絨毯が半分ずつあって、二つの模様がなんだか絵画ぽいシーンなど、無駄な主人公目線のカメラワークが好き。こんなにたくさんこのシーン好きだと思える映画は自分の中でそうないです。なんでナチの残党狩り…と思ったけど、もはやストーリーはどうでもいいと思えるほど人の頭の中の思考回路を具現化する技法がずば抜けてると思います。
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