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第5惑星のcrimsonのネタバレレビュー・内容・結末

第5惑星(1985年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

まさに魂を浄化させられる映画です。
第5惑星に墜落し、一命をとりとめた人間と敵であるドラコ人とが憎しみ合いながらも、やがて互いを理解し合いう…って内容なんですが...

B級映画だと舐めたらあかん!
やってることは【ダンス・ウィズ・ウルブス】や【セブン・イヤーズ・イン・チベット】の先駆け‼︎
非常に重厚な作品であり、かなり奥の深い作品だ。本当に宇宙版ダンス・ウィズ・ウルブス‼︎(笑)

できたらリブートして欲しいなぁ。


派手な戦闘場面や痛烈な社会批判などは殆どないが、もうこれは完全に反戦をテーマにした作品です。

互いに文化も言葉も価値観も違う者同士が、個人レベルで衝突し、やがては理解し合う。

コミカルさとシニカルさが見事に調和した作品だけに、ラストの淡々と読み上げられる継承文が胸に響く。

ドラコ人の精神を司る【シズマートの教え】は高慢な人類への警鐘であり、この作品の肝。

水曜日は何でもありの日。
やミッキー・マウスの教え。
痛みの色。

原作小説も面白かった‼︎

映画の原題は「内なる敵」。
つまりは敵は自分自身。
敵をつくるのは自分次第なのだ。
ブッシュ親子よ。この映画を観ろ!
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