大局的には、国にさえ影響力を持つ有力な一族が滅亡するまでを描いた遠大な物語。
しかし核は男と女の「性(せい)と性(さが)」のどうしようもない物語。
正直、一度見ただけで映画に込められたものを全て消化したとはとても言えないので、折を見てもう一度見てみたい。もしかした数年後になるかもしれないけれど。
何れにしろ作り手側の凄まじいまでの情念が込められているのは弥が上にも感じざるを得ず、その圧に打ち負かされたような感じ。
疲れたけれど、見た甲斐は十分以上にありました。大島監督に感謝
武満徹の不協和な音楽も存分に威力を発揮していましたね。