さえぴー

素晴らしき哉、人生!のさえぴーのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
人生捨てたものじゃない!それを教えてくれた映画です。
自分1人いなくても世界に影響なんてない。この映画を見るまではわたしもそう思っていました。しかし、自分がいないことで周りの人たちの人生も大きく変わっていくのです。わたしが劇中で印象に残ったのは、実は9歳で死んでいたはずの弟が生きている未来は主人公が作り出したというところ。彼は素晴らしい功績を残します。劇中では言及されていませんが、この弟の存在の有無もたくさんの人の生死に関わります。主人公が幼い弟を助けたことで救われる命が他にもあるのです。
薬局のおじさんの場合も同じことが言えます。わたしは変わり果てたおじさんを見て涙が出てしまいました。
取り返しのつかないことをしたと思って主人公は自殺しようとしますが、本当に取り返しがつかないのは命を失うことです。命さえあれば、なんとかなります。そんな当たり前のことを気づかせてくれました。
もし何か辛いことがあったときはこれを見ればきっと前向きになれると思います。
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