pauh

サムシング・ワイルドのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

前半の個性爆発な自由奔放ヒロインとのロードムービーも笑い所もあり面白かったものの、レイ・リオッタ登場からのスリラー急展開がスリル満点で夢中になって楽しめました!
同性の自分から観ても掴みどころが無くやりたい放題だけど不思議と惹き付けられて、主人公とレイ双方がどれだけ足掻いてでも奪い返したくなるのも納得の魅力でした。
ただ途中まで暴走ヒロインの独壇場だったのが、それを上回るレイ・リオッタ登場で場を完全に支配仕切っていて驚嘆しました。
本来悪役で憎まれるべき役なのに、圧倒的迫力と返って清々しいくらいの極悪非道ぶりでかっこよく思えるのも役者の持つ魅力だなぁと思えて凄かったです。
独特のあの笑い方に暴走っぷりや暴れ具合いの豪快さもインパクト大で、敵に回した時の恐ろしさが観ている自分もヒヤヒヤする程でラストの窓大破からの家内大暴れももう一度見たくなるくらいに迫力がありました。
主人公のチャーリーも肝心な所で寝ていたり素直に防犯カメラへスピーチをしていたりと間抜けで面白く、オードリーとレイの暴走に振り回される不憫な所も笑えてコメディとしても面白かったです。
前半のコメディ具合も面白く、後半のレイ・リオッタ大暴走も不思議とかっこよく夢中になれる作品でした!
pauh

pauh