ディパーテッドの数倍おもろいやん。何これすご。ってなった。そしてあと2作もあると思うと見たくて仕方がない。全編にわたってのえげつないほどの緊迫感がこちらにもビンビン伝わってきてめちゃくちゃ楽しかった。
序盤のあるシーンが終盤にしっかり効いてくるところもだし、なんといってもラウとヤンの二人を演じてる俳優陣がめちゃくちゃ味がある。渋い感じもありつつのお互いの特徴がとても出ていて、その二人が対峙するシーンは特にテンションが上がった。
終盤まですれ違って相まみえる中でのやはり最初の事件でのあの緊迫感と、終盤ラストのあの対峙は見ているこっちがドキドキしてきちゃう感じあったしその緊迫感がずーっと継続してるのはすごいと思った。
合間でわりとカットがパックリ切れて舞台が変わる感じはあって、それはちょっと雑に見えなくもないけどストーリーのプロットが本当にしっかりできている。そしてこの設定のパイオニアとしての作品の出来が異常に素晴らしかった。
最後の終わり方はディパーテッドとはまた違う感じの終わり方だったし、そこに至るまでの面白さがエグかったのでラストを補ってあまりある全体構成の妙だなって思う。