アァーーーーーー

塀の中の懲りない面々のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

塀の中の懲りない面々(1987年製作の映画)
4.1
非役者と役者が入り乱れて演技をしながらも違和感を覚える程の差を感じないのは囚人という設定だからか。
正直セリフが聞き取れなかったり、会話が被って聞き取りづらくなってるのをOKにしてたりと、観ていて厳しい部分もあるが、とにかく役者の演技というか個性が魅力的で飽きない。
安部譲二のホントか嘘か分からないようなエピソードの数々が「本当だったと思うと面白い」という所まできているのが非常に素晴らしく、シャブによる妄想か、長いムショ生活で外へのイメージが盛られたのか、しかもそれをわざわざ金をかけて撮った、と思うと余計に面白くなってくる。
特にケーシー高峰のエピソードは最高。
役者に糸井重里の名前があって、全然出てる雰囲気じゃ無かったから一生懸命探してたが、最後の方で何故か出演するという、その経緯が謎すぎて気になったりした。
藤竜也はカッコいいし川谷拓三の演技が凄すぎる。
カット割のテンポの粗さや、ストーリー的にはもうちょい転結が欲しかった所。
アァーーーーーー

アァーーーーーー