み

リリイ・シュシュのすべてのみのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
-
私の中で、コンテンツとしてのゼロ年代はもう冷たくなってしまったのかもな。

”虚構”として一生屋上にいて、そこから飛び降りることはなかった。
これって感情的には飛び降りる作品だから、そこで気持ちよくなれないと良さは感じないんじゃないかな。

しかし私は「これを面白いというのもどうかと思うが……」という感想のやつとは一生交わらないだろうなとも思う。

これも逃げでいいよ。面白いんじゃないの。これは。

こういう映画の在り方もいいんじゃないだろうか。
とても寂しい。さようなら、ゼロ年代。
み