自分の国のお札の肖像画の人物も知らない、けどアメリカのドル札の肖像画の人物を知っている。ジャマールはスラム育ちで無学なのに、クイズに正解し続けることができたのか?それは不正か?それとも運か?
クイズミリオネアにただ挑戦するのではなく、なぜジャマールは正解を知っていたのか、彼の人生を遡っていくヒューマンドラマだったのには驚き。
インドの貧困問題だけではなく、人身売買やマフィアの暗躍。多くの社会問題を盛り込んではいるもののストーリーとしてごちゃごちゃすることがなくまとまっている。
ジャマールの人生は想像がつかないほど壮絶だったけれど一つ分かったことが。
机上に突っ伏して勉強することはもちろん大事、だけどそれと同時に、世界に一歩踏み出して色々な経験をすることも大事だということ。
いろんなことに挑戦して、成功したり失敗したりすることでたくさんのことを知り、成長していく。
学びは本の中だけではない。